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ゆびさきちまちま

トミーウォーカーのPBW「シルバーレイン」内に存在するキャラクター「雪村・羽根」のブログです

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 ………今日は。今日だけは。

 どうぞ、神様。私の愛しい二人の人狼騎士に祝福を。
 
 新しい地に赴く彼らに、幸いを。
 神様。

 どうぞ。雪のように、美しく。清廉で優しいものが
 彼ら二人の正しさの上に惜しみなく降り注ぎますように


 
 
 

 さみしい。
 遠く、近く。長らく私を守っていてくれた二人の騎士が、二人とも私をおいて行ってしまったのです。

 2年前、私は彼らを置き去りにしたのだから…これは自業自得というべきかも知れないし。
 あの絶望に満ちた別れに比べれば、彼らの前途を祈り、笑顔で送り出せるぶん幸せとも思える。

 それに私には、もう最愛といえる男性がいるのだから、嘆くにおよばないのかもしれないけれど。

 でも…かつての幼い私にとって、彼らは…本当に奇跡のような宝物でした。
 彼ら二人がいたから、私は今ここに戻ってきていて。
 そして……最愛の人に出会うこともできたのです。

 ……最後に、彼が青い瞳で。白い髪で。そう、私と同じ顔をして笑っていた頃の彼にもう一度出会いました。
 青い髪の彼は、私は恐ろしかったのです(だって私は、リオンという少年は知らないのだから)
 はねちゃん、と呼ばれました。そして、短い再開を経て。彼は行ってしまいました。
 そしてもう一人は、知らない間に。
 ひどいわ、と思ったけれど。あとで…手紙がひらりと舞い込みました。
 「貴女の僕」と書いてありました。

 もう、ほんとにワガママなんだから!
 とワガママな主で、お姫様な私はちょっと怒りました。何で私をおいてくかなぁ!?
 ……でも、私は。たとえ一緒にといわれても行かなかったでしょう。だって、私は私の好きな人と一緒にいるほうが大事だったんだもの。(護さんが行くっていったら行ったかもだけど)
 私は、私の最愛の人とここに残ることを決めました。

 二人が、新しい場所の冒険に飽きて帰ってくるまで待つことにします。
 できれば、私の結婚式までには帰ってきてほしいんだけどね!(それもいつになることやら、なのだけど///)
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羽根
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自己紹介:
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此処にあるイラストは、株式会社トミーウォーカーの運営する『シルバーレイン』の世界観を基に、作成されたものです。
イラストの使用権は作品を発注したPLに、著作権は各絵師様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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